秋葉原(アキバ)近辺で買える家族向け東京土産・第一版

コミケとか来るついでにアキバに観光に来るオマエら!ちゃんと家族に土産は買って帰ってんのか?
ワケワカランものがやたらと家に配送されてきて、家族に散々迷惑かけてるオマエらだ。土産ぐらい買っていってやれよ。といっても、アキバ系の土産なんて年配の家族にゃ喜ばれないし、ジーさんに肌色テカテカな立体物を買っていったり、バーさんに夜の球技大会的薄い本を買っていったりして、寿命が縮まるような事態になるのも困りもんだ。
てなわけで、地方から出てきたオマエらのために、今回は秋葉原近辺で買うことの出来る家族向け(主にジジババ方面)東京土産を紹介だ!

知ってるかと思うが、秋葉原は電気街(今じゃオタクの街)なんで、中心部にそういう土産を売っているような店はあんまし無いんだ。が、周辺には古くから続く老舗が集中してある場所がいくつかあるんで、それを順番に紹介していくぜ。

始めは、万世橋を渡ったところの神田・須田町一丁目と淡路町二丁目をまたいだ界隈。
この辺りは昔「連雀町」といって、行商人が使う籠の背負子・連尺が町名の由来になってた江戸時代からの商業地だ。戦争中の空襲被害からも運よく逃れた地域で老舗店もバッチリ残ってるわけだ。

まず紹介するのは明治13年(1880年)創業のかんだやぶそば。
全国にある「藪蕎麦」系蕎麦屋元祖の店だ。趣のある数寄屋造りの現店舗は関東大震災後の大正12年建造。「東京都選定歴史的建造物」なんだぜ。
落語なんかによく出てくるように、やっぱり江戸っ子っていえば蕎麦なだよな。
かんだやぶそば
ここは、その蕎麦を土産に出来るんだ。https://www.yabusoba.net/gift.html
写真を見れば分かるように、ここは何時でも並んでいるような人気店だ。土産の予約はしておけよっ。
営業時間は11:30~20:00(ラストオーダーは19:30)。日曜も営業してるぜ。
場所は東京都千代田区神田淡路町2-10。電話は03-3251-0287。

次は一本向こうの道にある昭和5年創業の甘味処・竹むら。
建物は創業当時のままで、ここも「東京都選定歴史的建造物」にも指定されてるんだぜ。
ここは、近くの蕎麦屋「まつや」と共に作家の池波正太郎が贔屓にしていた店ってことで有名だな。
甘味処・竹むら
ここでの土産は揚げまんじゅう。土産用は6個入りからだ。冷えちまっても旨いし、レンジでチンすりゃさらに美味しいぜ。ここも混むんで、入店の予約をしておいた方がいいかもな。ぜんざいとかの甘味を食ってる間に土産を詰めてもらえばいい感じだ。
営業時間は11:00~20:00。日曜・祝日は休みだから気をつけろ。
住所は東京都千代田区神田須田町1-19。電話は03-3251-2328。

旧連雀町界隈で最後に紹介する店は、昭和24年(1949年)創業の和菓子店・庄之助。
和菓子司・萬祝処 庄之助
名行司だった22代木村庄之助を父にもつ店主が始めた店で、名物は軍配をかたどった「庄之助最中」だ。
相撲だぜ、相撲。猫にマタタビ、年寄りに相撲ってことで、土産にすりゃあオマエの株も上がりまくりだ。
庄之助最中
接客してくれる人もご年配が多いので若干スローモーだけど、イライラすんなよ。
営業時間は月曜日から金曜日は9:30~19:00。土曜日は9:30~18:00。ここも日曜・祝日は休みだ。
住所は東京都千代田区神田須田町1-8-5。電話は03-3251-5073。

場所を変えて、次は神田明神。1300年の歴史を持つ「江戸総鎮守」だ。
こっちも歩いてちょっとの場所だけど、明神下交差点から結構な坂を登るので、夏の暑い時期なんかピザの奴は心臓に来るから気をつけろ。
神田明神
神田明神は店とは違うんだけど、アキバが近いだけに「IT情報安全守護 お守り」とか変わったお守りを売っている。
祭神に大黒様と恵比寿様もいるんで、商売繁盛と縁結び方面もバッチリだ。
土産としてもいけるし、リアル巫女さんも見れるから、とりあえず行って損はないと思うぜ。

この神田明神の参道入口鳥居横のあるのが天野屋。創業は弘化3年(1846年)の糀(こうじ)屋だ。
糀ってのがどういうもんか『もやしもん』を読んでる奴なら知ってると思うけど、日本酒や味噌を作るための菌だな。
天野屋
天野屋は江戸時代から地下6mの室(むろ)を持ち、そこで作られる自家製の糀で発酵食品を製造・販売してるんだ。
天野屋 麹室
おすすめはなんといっても名物の甘酒。他、発酵食品がよりどりみどり。
隣に喫茶部があるんで、アキバめぐりに疲れたら、夏は冷たい氷甘酒(カキ氷に甘酒をかけたもの)、冬は温かい甘酒をたのむといいぜ。
営業時間は月曜日から金曜日は10:00~18:00。日曜・祝日は10:00~17:00。
大晦日から元旦は年越しで営業しているようだけど、夏は8月8日から8月16日まで休業するようだから、うっかり行くなよ。住所は東京都千代田区外神田2-18-15。電話は03-3251-7911。

さらに場所を移して、最後は上野広小路界隈。
かつては江戸の鬼門を守る寛永寺の総門「黒門」に因んで黒門町と呼ばれ、江戸情緒的な文化が色濃く残っている辺りだ。この辺は関東大震災、東京大空襲と二度の大きな破壊で結構な被害を受けているんだけど、そういう雰囲気の老舗店が意外に残ってるんだ。
秋葉原からは山手線一駅分離れた場所でたいした距離じゃあないが、面倒くさかったら御徒町まで電車に乗っちまえば良い。東京メトロ・銀座線の末広町から上野広小路でもいけるが、正直歩いても余り変わらんぜ。

まずは、創業は大正2年(1913年)の和菓子店・うさぎや。
今ある形のどらやき元祖店って言われている店だ。さっぱりとしたアンコは大概の年寄りには喜ばれると思うぞ。
ここも食い物にうるさいの文人達に愛されたお店だ。詳しくは以前投稿したものがあるんでそっちも見てくれ。
うさぎや
ここは生菓子ってことで、通販関連は一切やっていないんだけど、土産としてこの店のどらやきが困るのは、消費期限が買った次の日までってことなんだな。
が、この店は営業時間が9時と結構早いんで、帰る日の午前中にでも買えば、まぁ大丈夫だろ。
営業時間は9:00~18:00で、水曜定休。他、細かい休日はHPに記載されてる。
住所は東京都台東区上野1-10-10。電話は03-3831-6195。

次は、創業昭和22年(1947年)かりんとうの花月。
そこらで見かけるかりんとうとは違い、ちょっと太くて、外はカチカチで中はサクッと。
なんでも、温度の違い油で三度揚げしてあるそうだ。
花月のかりんとう
ここは、ねじりマフラーの中尾彬なんかが、ご常連だそう。
かりんとう以外にもあられ類もあって、そっちもおすすめだな。
かりんとう 花月
缶入りのがあるんで、土産にするならそれがいいだろうな。年寄り、後でそれに何か入れるの好きだし。
といっても、この店は歯の弱い年寄り向けじゃないから気をつけろよ。
営業時間は9:30~18:00。定休は日曜・祝日。
住所は東京都文京区湯島3-39-6。電話は03-3831-9762。

最後は店っつーかデパート。呉服屋だった頃を含めると明和5年(1768年)からの歴史を持つ上野松坂屋だ。
何でデパートかっていうと、ここのデパ地下には老舗店がテナントとして大量に入ってるんだな。
上野松坂屋
いっぱい入っているなかで、東京土産になるテナントを二つピックアップして紹介すると~
芋きん(芋のきんつば)で有名な、浅草に本店がある満願堂。本店は何時も混んでいるけど、ここはそうでもないんで結構穴場。そして、細長い俵型の花園万頭(店名も同じ)。これは一個367円もする饅頭でキャッチフレーズが「日本一高い、日本一うまい」なんだ。
松坂屋は休業日が無いから、何時行って安心だ。営業時間は10:00~19:30。
住所は東京都台東区上野3-29-5。電話は03-3832-1111。

古い店は天野屋みたいに盆なんかはキッチリ休みとこが多いんで、その辺は事前に確認するとかたのむぜ。
このページは版を重ねて、写真や店を増やしていくつもりだ。ちょこちょこチェックしてみてくれ。

 

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