『恋とニュースのつくり方』

『ノッティングヒルの恋人』の監督と
『プラダを着た悪魔』の脚本家がタッグを組んだ、
というだけで食指が全く動かないという人も多いだろう。
主演は『きみに読む物語』の人だ。
おまけにこの邦題とあっては男一人で見に行くなんてどうかしてるぜ!!
と言われるのも止む無しだろう。

だがこの監督のロジャー・ミッシェル、
確かに『ノッティングヒルの恋人』が一番ヒット作てことになるのだろうが、
前作『ヴィーナス』ではピーター・オトゥール主演で結構渋い佳作を撮っている侮れない人なので、これも単なるラブコメではないだろうと期待して見に行った。

実際見た印象は邦題から受けるラブコメ要素は余りなく、
話のメインはリストラにあったヒロインが、低視聴率のニュースショーを建て直していくサクセスストーリーである。

性格最悪なキャスター役のハリソン・フォードの、あの感情の起伏に乏しく何考えてるのか分からん演技が、
今回の役所にはピッタリはまっているのは狙いなのか偶然なのか。

そんな嫌な奴ハリソンがラストに見せる姿には、オレも男泣き一歩手前までいってしまった。
老骨に鞭打ってインディやるよりもこういう役の方がいいなあ。

ともかく邦題の印象だけで敬遠するのは勿体無い映画です。

 

 

『恋とニュースのつくり方』」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: soramove

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