『デス・レース2』は前作越え!


デス・レース(08)の続編である。正直、期待なんかまるでしてないし、ビールなんか呑みながらだらだら観るかなって気分。一作目のポール・WS・アンダーソンだって、そんな映画ばっかり撮るひとだし、装甲デスプルーフのジェノサイドカーのスナッフレース!というだけでご飯三杯イケる人々には、細かいとこはどうでもいいのである。

しかし、その続きとなると、ねえ。予算も役者もこじんまりしてるんじゃないの?ってのが正直なところ。そんで、オープニングから、あっという間のエンドロール・・・・・・ええ!これ、傑作です!アクションもしっかりしてる!

正式の続編にあたるのだろう、脚本は前作に続きポール・WS・アンダーソンが書いている。舞台であるターミナル島刑務所でのデス・レースの黎明編。ロボコップのオムニ社みたいに、刑務所も民営化されてて、ウェイランド社という企業が運営している(その社長がヴィング・レイムズで、どちらかというとお前のほうが受刑者だろ!といいたくなる)。刑務所ではコロシアム形式でデス・マッチを開催、マッドマックス・サンダードームみたいな内容なのだが、マンネリで視聴率はジリ貧。会社としてはどうにかしたい。で、その全権プロデューサー(お色気ビッチ)が「ここはレースで行きまっしょい!」と音頭上げて、黒タコ社長も「イイネ!」と即採用。なぜレースを思いついたのか、ちょっとここら辺がよくわからないところなんだけど、ま、そこにレース出場者のドラマが絡む。

主人公はマフィアの一員で、身代わりで刑務所に入った高倉健みたいな律儀な男。しかし決まってこういう場合、ジョー・バラキみたいに口封じされそうになったりするけど、持ち前のガッツで切り抜ける。わかりやすいヨネ!

前作からのキャストも何人か出ていて、モータルコンバットでニンジャやってたロビン・ショー扮する14Kもかなり重要な役。前作ではあっけなかったが、侠気溢れるトライアッドのリーダーで、主人公のその後の展開に大きな影響を与える。

まあ、色々起きて、あるひとつの結末へ収束していく。ここがこの映画の面白いな、というキモだったんだが、広げた風呂敷はちゃんと畳むんですよ!そもそも『1』で、ジェイソン・ステイサムはフランケンシュタインというレーサーの身代わりで強制参加させられるのだが、そのフランケンシュタインがいかにして誕生したかというところに物語は進む。というか戻っていくのである。

ズタボロにされた主人公が再起するラストに興奮。しかし、彼の結末は『1』の導入部分につながるのかと思うと少し切ない。

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